私は4年間アパレルバイヤーとして毎月韓国へ出張へ行っており、韓国語は約3年間、韓国人の先生からマンツーマンのレッスンで習っていました。
韓国語の勉強と言っても多岐に渡り、私の場合は韓国語を楽しみながら勉強するためにも毎日韓国ドラマを見ていました。
そんな私は韓国語を習い始めるまでは韓国ドラマのブームになっているにも関わらず全く興味がありませんでした。
しかし勉強を兼ねて韓国ドラマを見続けてみると、すっかりハマってしまったのです!楽しみながら韓国語を覚えていくにはとても効果的だと感じました。
韓国語初心者が韓国ドラマを見ながら韓国語の勉強をするコツ3つをお伝えします。
韓国語初心者が韓国ドラマで勉強する3つのコツ!
私が韓国ドラマを見てみようと思ったきっかけは韓国語の教科書では載っていない韓国人の日常を知りたいと思ったからです。
教科書に載っている文章は基本的な文法なので韓国語を勉強する上で必要なことです。けれども教科書に載っていることを覚えたら韓国語が話せるようになるわけではありません。
私の周りには日本語が堪能な韓国人の人が多く、そのほとんどの人が日本のドラマを見て日本語を覚えたと言っていました。
外国語を習得するにはやはりドラマをみることが実際の会話のイメージを掴んだり、文化を知るには効果的だということです。
韓国ドラマで韓国語を勉強するコツは3つ
・韓国語で話す会話のスピードやイントネーションを覚える
・韓国と日本の習慣の違いを知る
・日本語字幕で見る
教科書で文法の基礎や単語を学ぶことが何よりも大事ですが、実際にはどんな場面でどんな言い方で使っているのかを見て聞くことでよりイメージが湧きます。
韓国語で話す会話のスピードやイントネーションを覚える
韓国ドラマを見ていると、今まで習ってきた韓国語会話のスピードとは全然違います。そして一番の違いが言葉使いです。教科書に載っている言葉使いはとても丁寧な言葉使いなので知っていれば間違いはありません。
しかしドラマの中では砕けたパンマルを使った言い方をしている場合が多いので、聞き慣れないことも多くあります。
パンマルとは、敬語ではなく砕けた表現です。日本と同じく年上の人に使ったり、初対面の人に使うのはNGです!距離が近くなった人にだけ使える言葉です。
厳密な使い方を覚えると頭の中が混乱してしまうので何となく、こんな語尾で終わるのはパンマルなんだという認識でOKですよ!
韓国と日本の習慣の違いを知る
韓国ドラマを見ていると、日本との習慣や文化のいろいろな場面で違いが出てきます。
食事のシーン一つの行動でも日本との違いがたくさんあります。ステンレス製の器やお箸を使用していたり、お椀をやお皿を持ち上げてご飯を食べない、先輩や上司と飲食する際のマナーなど、細かいところを見ていくと韓国文化を知ることができて勉強になります。
韓国出張に行くことになっても上司や先輩から韓国では〇〇をしたほうが良いよ、と韓国でのマナーについて教えてくれることって実はあまりないのです。
余程のマナー違反でない限り日本と同じマナーができていれば良しと考えていると思います。失礼にあたることは少ないですが厳密には日本とは違うこともあるので、できれば韓国式のマナーで応じられるようになりたいと思っていました。
実際に韓国に出張へ行くと韓国人と食事をすることが多く、韓国ドラマを見てこのマナーを知っていてよかったなと感じることも多かったです!
日本語字幕で見る
耳でしっかり韓国語を聴きながら目では日本語訳を見るので、日本のドラマのように聞き流しはできないと思います。一つ一つのシーンが新鮮なことが多いのでその全てを吸収するようにしっかり見ていくのがおすすめです。
私の場合はドラマを1回視聴し終わったら繰り返し見ることはほとんどせず、次々と新しいドラマを視聴していました。
ドラマを次々と視聴していくことで、今までに聞いたことがなかった表現を知る回数も多いと考えていたからなんです。
韓国の日常会話のイントネーションは、わかりやすく例えると東北弁のようなイントネーションが近いと感じます。
会話全体のイメージを掴むとよりネイティブに近づける実感があるので、気になった言葉は、最初は意味がわからなくても同じように発音してみると韓国語の発音のポイントが掴みやすいです。
韓国語の連音化は難しく、とにかく聞いたり話したりすることで身に付きますのでたくさんドラマを見て会話を聞くことが良いんです!
韓国ドラマのどこに注目すれば楽しめる?
韓国ドラマに全く興味のなかった私はどんなきっかけでハマっていったか、楽しむコツはこの3つです!
私の韓国ドラマの楽しみ方は
・好きな俳優、女優を見つける
・セリフのシャドーイングをしてみる
・主題歌を歌う
これだけで充分楽しめます!
韓国語の勉強で見てると考えずに娯楽の一環として見ていました。楽しみながら韓国語も覚えられるので一石二鳥だと感じていたんです。
私が韓国ドラマを見始めた頃はまだネットフリックスはなく、dTVのコンテンツで韓国ドラマを見ていました。ドラマの探し方は特になく、事前にネットで調べることもなく、直感で見たいドラマを選んでいました。
中にはあまり興味をそそられない内容のドラマもあり離脱したことも多々あります。次の話がもっと見たい!あの俳優がかっこいい!など思えるドラマを見つける方が断然楽しいです。
韓国の有名な俳優や女優を全く知らなかった私ですが、ドラマを見ていくうちに新たな俳優を発見しどんどんハマっていったんです。
日本のドラマとの違いも比べてみると楽しいですよ。やたら御曹司との恋愛が多かったりするのも面白いです。
どんな食べ物が流行っているかよく出てくるかもじっくり見てみると面白いですし、会社のポジション、役職者の呼び方や風習も日本とは違いがあります。ドラマを見て韓国の習慣など、疑問に思ったことを韓国語の先生に聞いたりしていましたよ。
韓国ドラマの場合、私は恋愛ドラマを選ぶことが多かったです。どんなジャンルのドラマでも良いのですが、ある程度人気の韓国ドラマの方が解説や主題歌などの自分が知りたかった情報が揃うのでおすすめです!
私の場合、母親が何年も前から韓国ドラマにハマっていたので俳優や韓国の普段の生活に関しては母の方がめちゃくちゃ詳しかったんです笑。
当初は韓国ドラマには全く関心がありませんでしたが、勉強の一環として韓国ドラマを見ていたと言うよりは自分が好きだから見ていた、という意識に変わっていました。
韓国語のシャドーイング、初心者でもできるの?
韓国ドラマを見ながらのシャドーイング、簡単にできます!難しいことは考えずに気になるセリフをマネるだけなんです。
私が実践していた簡単韓国語シャドーイングは
・耳から聞いた発音を繰り返し発音してみる
・意味なども考えながらその言葉を韓国語で書いてみる
・辞書等用いて答え合わせをする
単語を勉強して発音を練習してもどんどん流れていく韓国語会話を聞き取ることはとても難しいんです。
何度も聞き取り、シャドーイングからディクテーションと一連の流れを繰り返すことによって声に出すことで韓国語の会話が身につきます。
聞き取った言葉を発音する → シャドーイング
聞き取った言葉を書き取る → ディクテーション
たくさんの言葉をシャドーイングすることは難しいですが、この言葉を発音してみたい!、この言葉を言ってみたい!と興味のある会話からシャドーイングをしていくとより上達が早まります!
これまでに色々な韓国ドラマでシャドーイングをしてみましたが、早口のケンカのシーンや言い合いをしている場面は会話のスピードについていけず難しかったです。
シャドーイングができるようになっている!と小さな成功体験を積むためにも
・ゆっくりした言葉の言い方
・セリフが少ない
そんなドラマのシーンを選んでシャドーイングを実践してみると良いですよ!
連日の仕事と韓国語の勉強で毎日韓国ドラマを見る時間は限られていると思いますが、私は往復で1時間の通勤時間と休憩中は見られる時には20分ぐらいを韓国ドラマを視聴する時間に充てていました。
大体1日1話ぐらいのスピードで韓国ドラマの視聴をしていました。ドラマの話が進むにつれて次の内容が気になってくるのでドラマ中盤から後半にかけては自宅でも1話見ることも多かったです!
まとめ
韓国語を習得するためには、できるだけ韓国語に触れる時間や韓国語に触れる機会を多くすることが大事です。
教科書から基礎的な韓国語の文法や表現を学ぶことはもちろん必要ですが、日常会話の上達にはごく一般的な会話の練習が必要です。
普通の会話を毎日韓国語でやりとりができる環境があれば一番いいのですが、日本に住んでいるとそのような環境下にある人は少ないと思います。
そこで楽しみながら練習にもなる韓国ドラマを見ながら韓国語を勉強することが、語学力を加速させることにもなります。ドラマを見ながらのシャドーイングやディクテーションはとてもいい訓練になりますので、ぜひ実践してみてくださいね!