私は3年間ほど、週に1回の韓国語をマンツーマンレッスンで習っていました。
勉強しようと思ったきっかけは仕事で韓国に出張へ行き、なんだかよくわからないハングル文字が読めたら楽しそう、という興味からでした。
グループレッスンだと仕事で予定を合わせるのが難しいと思っていたので、韓国語初心者からはじめられるマンツーマンレッスン限定で韓国語教室を探してみることにしました。
韓国語教室を決める条件
・韓国語初心者でもレッスンを始められる
・マンツーマンレッスンができる
・通いやすい場所にある
・土日にレッスンが受けられる
・女性の先生に教わりたい
自分も流暢に韓国語が話せたらいいなと感じた理由は、仕事で日本語をスラスラ話す韓国人を見たからです。
外国語を取得する努力は、並大抵のものではないのですごいと思います。自分もいつかあんな風に仕事でもスラスラと韓国語が話せるようになればと憧れていました。
独学時間ゼロ!韓国語初心者だった私がどのようにして単語や文章を覚えたのか、おすすめの教科書とコツをお伝えします!
私が実践した初心者におすすめ韓国語の教科書3選
初心者向けの教科書はたくさんあるので、最初に何を手にして良いか迷ってしまいますよね。
私が実際に韓国語レッスンを受け始めてから1年ほどは3種類の教科書しか使用していませんでしたが、この3冊だけでハングル検定5級にも合格したので参考にしてみてくださいね!
カナタKOREAN for Japanese
|
韓国語会話の基本となる教科書で、韓国にあるカナタ韓国語学院発行の教科書です。私が一番初めに韓国語を勉強したのはこの教科書です。
メリット | デメリット |
・この1冊で韓国語の基礎が学べる ・CDが付いているので発音がわかる | ・音声はCDの付属のみなので、 スマホで聞くにはCDから読み込む必要があり ・書店での取り扱いがほぼなく、ネットでないと手に入らない ・教科書が大きくて持ち運びには少々不便 |
教科書の学習内容は、中学生の英語の教科書のようなイメージで、初心者レベルの簡単な会話から始まり、学習しやすい内容になっています。
私はカナタKOREANの教科書だけで韓国語の基礎を学び、次に紹介をするハングル検定用の教科書2冊で検定に必要な単語と文法の復習でハングル検定5級に合格することができました!
丁寧な言い回しの文章が多いので、ビジネスで使える表現もたくさん出てきますよ!実際私も教科書を見ながら、次はこの表現で話をしてみよう!と考えたりしました。
ぺウギ
|
ハングル検定公式テキストです。ハングル検定向けのテキストは数多くありますが、公式テキスト以上の内容の教科書はないと思い購入しました。ハングル検定の級ごとにテキストが分かれています。
メリット | デメリット |
・ハングル検定に出る文法が学習できる ・赤文字で書かれている部分があるので暗記シートが使用できる | ・音声はないので、発音の確認は別売りの音声ペンの購入が必要 |
文法に関する覚えるべき点の解説がわかりやすく学習しやすいです。私は赤文字で書かれているところは、学生のように赤いシートを使用して自分で穴埋めしながら勉強していましたよ。
他にも、難しい文法のところは、マーカーを引いたり付箋を貼って、何度も何度も読み返していました。
別売りで音声ペンもあり、テキストにペンを合わせると正しい発音をしてくれます。ずっと購入しようか迷っていたのですが、初級レベルならば音声ペンがなくても勉強に困ることはないと思いました。
今ではGoogleの翻訳機能も音声が出るので、短い文章なら翻訳機能で解決できそうです。
私が受験したハングル検定について書いた記事はこちらから!
「韓国語初心者から日常会話習得まで私が実践した勉強法はコレ」
トウミ
|
こちらもハングル検定公式のテキストです。ぺウギと違うところは、トウミはハングル検定に出てくる単語を級別にまとめた教科書です。トウミは初級(5級〜4級まで)と中級(3級〜準2級)、上級(2級〜1級)と3冊に分かれています。
メリット | デメリット |
・ハングル検定に必要な単語が全て記載されている ・単語の意味は全て赤文字で書かれているので暗記シートが使用できる | ・音声はないので、発音の確認は別売りの音声ペンの購入が必要 ・教科書が大きくて持ち運びには少々不便 |
私が使っていて おすすめしたい点は、それぞれ単語の意味が赤文字で書かれているところです。上から赤いシートを置けば答えが隠れるので学習にとっても便利でした!

単語を覚えるのにも、5級の問題はトウミの5級のページに掲載している単語以外は出ない、というわかりやすいルールがあったため、勉強がしやすいのも特徴です。
時代の流れで生活に必要な用品や洋式が変わってきていることもあり、2022年2月に改訂版が発売されました。ぺウギと同じく音声ペン対応の教科書です。
上級レベルの単語が初級レベルで登場しているので、ハングル検定を受験する際には最新版のトウミを手に入れて学習しましょう。
私が韓国語を勉強し始めてから半年程は、カナタKOREAN for Japaneseの教科書のみで学習をしていました。
その後、ハングル検定を取得したいと考えていたので韓国語スクールの勉強以外に「ぺウギ」「トウミ」を購入して、同時にハングル検定に向けた勉強もしていました。
韓国語初心者でも簡単!ハングル文字の学習方法
独学では韓国語を勉強しなかったとはいえ、全く知らない韓国語の仕組みや韓国語やハングルの違いは何?といった状態でしたので、初めての韓国語レッスン前に、ハングルについてだけは調べて挑みました。
「ハングル」ってなんのことかあまりピンときていなかったのですが、日本語でいえば「ひらがな」のようなものです。韓国語を学習するときには、まずハングル文字から覚えます。

これなら中国語の方が習得しやすいのでは?と思いますが、実際に韓国語の学習を進めてみると、日本人にとって韓国語はとても学習しやすいのは語学だとわかってきます。
私がやっていたハングル文字の学習方法
・声に出しながら書く
ハングル文字には発音に関連した法則があるので仕組みを覚えれば読むことができます。そういった意味ではひらがなの方が法則性がないので覚えるのが難しいかもしれないです。
真剣に勉強をすれば、1週間で簡単にハングル文字が読めるようになります。
ハングル文字が読めないと韓国語が理解できないので、基礎の部分はしっかり習得しましょう。
初心者におすすめしたい韓国語の覚え方
韓国語を学習する上で、耳を鳴らすのは大事です。私が普段の生活で実践していたのは、
・韓国ドラマを見る
・ドラマの主題歌を覚える
・K POPアイドルの歌を覚える
韓国語ではなくても語学の覚え方では基本かもしれません。教科書の言葉だけでなく、実際にどんな風な言い回しで会話をしているか、ネイティブの人はどんな発音をしているか聞いて覚えるのがやっぱり一番!
私はドラマや歌で覚えたフレーズを声に出して練習をしていましたよ。教科書の内容は基礎なので重要ですが、早い段階で日常で使われている表現を聞いたり覚えたりするのも効果的なんです。

仕事で知り合った日本語が堪能な韓国人や韓国語の先生が日本語を覚えた時の学習方法は、みんな揃って日本のドラマを見ていたと言っています。そのため日本のドラマや俳優、アイドルグループは私よりも断然詳しかったです。
取引先の韓国人みんなに言われた、韓国語が上達する最大のコツは「韓国人の恋人を作ること」と言われました笑!確かに日常で韓国語を使う機会が多くなれば早く、またネイティブは発音も習得できそうで納得ですよね。
すでに私が既婚者だったこともありますし、韓国語の先生はホントに真面目な先生だったので、冗談でも韓国人の恋人を作った方がいいよ、とは言うことはありませんでした笑。
韓国語初心者が韓国語を読み書きするコツ
私の韓国語の学習の方法はネットやアプリも使わずアナログで、教科書とノートのみです。
・授業内容を振り返る
マンツーマンの授業だと先生との会話がどんどん進んでいくので、教えてくれていることは常に走り書きでノートにメモをとっていました。授業が終わったら忘れないうちに、別のノートへ丁寧に書き直して復習をしていました。
・教科書の文法を理解する
1度や2度 勉強しただけでは覚えられないので、次の授業までに理解を深めるようにしていました。
ビジネスで使う韓国語だと教科書に出てこない単語や言い方も教えてくれるので、ノートを見ながら覚えていました。
・予習をする
まずは教科書の会話文を自分なりに読んでみて、その後正しい音声を聞いて答え合わせをしていました。細かい部分の発音が難しいので、全く同じように言えるようになるまで何十回も繰り返し聴き、発音をしていました。
・1週間の出来事を韓国語でまとめる
宿題ではないのですが、毎回授業の本題に入る前に先生と会話をする時間がありました。こんなことを先生に伝えたい、と思うことをまず日本語で考えて韓国語に訳していきます。
習っていない単語を使うこともありますが、文法は習った以上のことはわからないので、できる範囲で考えました。授業で先生との会話が始まると、この場合はこの表現の方が良いねと教えてくれます。
日本人の気持ちや性格をよく理解してくれている韓国人の先生だからこそ、私の伝えたいことがすぐに伝わり、この時間は教科書にはない部分が多く、学びが多かったです。
韓国語学習では、学習の目的を考えることがとっても大事です!
・K POPアイドルが好きだから韓国語を覚えたい
・韓国ドラマを字幕なしで見たい
・韓国人と会話をしたい
・韓国語の資格を取りたい
韓国語を学習したいと思う最初の動機に違いはあると思いますが、勉強しているうちに上に挙げた全部が目的になってくる人も多いと思います。実際に私がそうだったんです。
日本人に一番馴染みのある語学は英語ですが、私が韓国語を学習してきてわかったのは、韓国語の方が英語より習得しやすいと感じます。
その理由として
・日本語と語順が似ている
・日本語と発音が似ている単語が多い
韓国語についての知識が全くなかった私にとって、日本語と韓国語の共通点の多さに驚きました。韓国語に対する興味がどんどん湧いてきました。
韓国語教室の選び方のポイントをまとめています!教室を選ぶヒントはこちらから!
「韓国語教室はどんな風に選べば良いの?私が選んだ決め手ポイントは3つ」
まとめ
「カナタKOREAN for Japanese」は韓国語の基礎の勉強として、「ぺウギ」
「トウミ」はハングル検定の勉強で使用していました。
教科書の基礎を学習することは基本ですが、テレビから流れる日常会話は、表現方法、発音どれもが学びになります。
ネットやアプリ、ユーチューブも使用しないアナログな学習法で韓国語を習得しました。
ハングル文字は記号のようで難しく感じるかもしれませんが、覚えればすぐに韓国語を読むことができるんです。
韓国語の商品などに書かれている文字も意味はわからなくても読めるようになるので、それだけで楽しくなってきますよ!